表彰楯のステイタスは単にサイズにはあらず

そもそも表彰楯にはどんな意味が込められているのか

スポーツの大会で優勝したり、優秀な成績を残したり、または、会社の仕事で大きな成果を挙げたり、その人の業績が社会で認められたり、個人・団体に限らず、その「栄誉の証し」として、表彰式などで贈られるのが、トロフィーであったり、メダルであったり、表彰楯です。が、こうした「栄誉の証し」の贈り物には、本来どの様な意味合いがあるかご存知でしょうか。こうした栄誉の品は、元々は「戦」の中で、君主(権力者)から贈られた勇者への褒美の品であったとされています。トロフィーは、正しく酒を注ぐ「杯(さかずき)」であり、メダルは、富を授ける為のお金であり、楯は、敵から君主の命を守り通した、矛や剣から身を守る為の、あの「盾」の事です。我々が良く知る表彰式のイメージでは、順位が下がるに連れて、楯のサイズが段々と小さくなっていく様に感じますが、きっとそれは、見ている者に順位が分かりやすくする為の手段としてそうしたのでしょう。

楯のステイタスは大きさよりもレリーフにあり

表彰楯には、おおよそ栄誉を象徴する様なレリーフが施されています。モチーフとしては、それこそ前記したトロフィーであったり、勝利の証しである女神像であったり、強さの象徴である百獣の王ライオン(獅子)であったり、平和の象徴であるオリーブの王冠であったり様々です。元来、戦における最高の栄誉は何より、君主から直接、杯に酒を注いでもらう事であった為、やはり最高の栄誉者として披露するには、杯をモチーフとしたトロフィーが贈られる様になったと考えられます。こうした事からも、楯に施されたレリーフの方がむしろ、ステイタスを表す象徴であり、サイズの大小で栄誉が決まる訳ではない様です。最近では、楯の素材も多様化していて、輝きを表すガラス(クリスタル)製の楯や、重みを表す為に大理石で作られた楯もあり、レリーフのモチーフも、ボールやラケットなど特定のスポーツの道具が描かれている楯もありますね。

サイズレスの感謝の気持ちで贈る表彰楯

最近では表彰の対象が、身近な家族や友人への贈り物としての需要も多いそうです。例えば、母の日や父の日、敬老の日など自分を育んでくれた人への尊敬を込めたり、結婚記念日にお互いの愛を確かめ合う意味で贈ったり、親しい友人に「これからもよろしく」の、敬意を込めて、表彰する事も増えている様です。こうした「感謝」の気持ちは、鼻からサイズレスですから、それをもらった人にとっては、きっと最高で最大の栄誉であり、喜びになる事でしょう。こうした感謝の気持ちを讃えあう文化が、根付いてくれると素敵ですよね。それこそ、大きな大きな心の楯になってくれるに違いありません。